クリストファー・コックス著
パンローリング刊
意志の弱さを解決する効果的な仕組み、それが「締め切り」。実際、時間が限られると、無駄が減り、集中力が高まり、生産性や独創性が高まる。ところが、副作用もある。締め切りを設定したとたん、人間は締め切りぎりぎりまで仕事を先送りしがちだ。
では、締め切りのマイナス面につかまることなく、プラス効果だけを享受するにはどうすればいいのか。本書では、締め切りを確実に生かしている優れた組織の事例を取り上げながら、行動科学や心理学、経済学の専門家の知見を添えて解説する。